「週刊文春」の報道に端を発し、いまだ大きな波紋を広げるダウンタウン・松本人志(60)の問題。後輩芸人による「SEX上納システム」を報じた記事の反響は大きく、続々と証言者が現れました。女性たちはなぜ告発するに至ったのか。5.5億円もの巨額裁判の内幕とは――。「週刊文春」が8週にわたり総力取材した記事をまとめました。
《呼び出された複数の女性が告発》ダウンタウン・松本人志(60)と恐怖の一夜「俺の子ども産めや!」
「物凄いVIPとの飲み会だから」と後輩芸人から高級ホテルに呼び出された女性たち。そこに現れたのはTシャツ姿の松本だった。「日本の法律は間違ってる。なんで俺が嫁を何人も持てへんのや」。そして、隣のベッドルームで2人きりにされると……。
松本人志「SEX上納システム」3人の女性が新証言《恐怖のスイートルームは大阪、福岡でも》
後輩芸人が自身の立身出世のため、松本人志に女性を“献上”するSEX上納システム。女性を“モノ扱い”するかのような所業は長年にわたり、恒常的に行われてきた。前号で告発した2人に続き、新たに3人の女性が自らの体験を明かす。
《新証拠入手》6、7人目の告発者が…松本人志「ホテル室内写真」と「女性セレクト指示書」
女性たちの告発に〈事実無根なので闘いまーす〉と言ったきり、ダンマリを決め込む松本人志。だが、さらなる告発が相次ぎ、お笑い界のSEX上納システムの実態が明らかになってきた。そしてついに決定的な証拠が――。
「松本人志さんから19歳の夏に…」元タレントが実名顔出し告発
松本さんとの食事会に参加すると、二次会はマンションの1室に。後輩芸人に「はよ行け!」と寝室に連れていかれました。ベッドの端に座ると、松本さんが近づいてきて……。気付けば「お母さん、助けて!」と泣きながら電話していました。
《10人目の新証言》松本人志「私の顔を無理やり下半身に…」マッサージ店での暴挙を女性店員&夫が告発
大河女優も通う有名マッサージ店に偽名で松本が来店し、“事件”は起きた。施術室から泣きながら飛び出してきた新人店員。松本は「気分悪いわ、もうええ!」と激怒して退店した。ところが翌日も、別の女性店員に迫って…。心に傷を負った彼女は心療内科に通い、ついに警察に相談した。
《11人目の新証言》松本人志「大阪で銀行員と…」 女性たちが猛反論!「SEX上納システムはある」
当の本人はダンマリを決め込み、弁護士に丸投げする一方で、後輩芸人たちは中立を装いながら松本擁護の論陣を張る。曰く「単なる飲み会」「上納システムはない」。そんな呆れた主張に告発女性たちが再び声を上げた――。
《実録・松本人志》なぜ「笑いの天才」は「裸の王様」になったか【尼崎〜心斎橋〜六本木・総力取材】
お笑い界に革命をもたらした松本人志。なぜ彼は自身をとりまく歪な状況に気付かず、女性たちから告発されるに至ったか。天才と呼ばれた男が「裸の王様」と化すまでの道程を尼崎、心斎橋、六本木と総力取材で追った。
松本人志「5.5億円訴状」を公開する《「無罪請負人」弘中弁護士、伊藤詩織さんの代理人が解説》
訴状で松本は「客観的証拠は存在しない」と言い、「一方的な供述」による「極めて杜撰な取材」と主張する。他方、専門家からは、性的行為の有無を巡る“不明瞭さ”や、金額の算定根拠への疑問も――。告発者A子さんは、3年半前に取材を受けてからの経緯を初めて明かし、証言台に立つ決意を語った。小誌は今後も、巨額訴訟に萎縮することなく取材を続けていく。
source : 週刊文春