人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
雑誌タレント、通称“ザシタレ”。
俗に言うタレントと違い、ふだんはライター。裏方であるが、企画ページを頼まれた時は顔出しもする。編集部としてはそんなザシタレを使う方が安くつくし、上下関係もあって、何かと指示も出し易い。
企画ページのタイトルにそのザシタレの名前をあしらうこともあるが、それは後にルポとして書かせる原稿料以外は払わないことへの代償に過ぎない。
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source : 週刊文春 2024年3月7日号