「一平ちゃんはね、ギャンブルにハマるような気配は全くなかった。真面目に働いていて、性格も優しいし、親孝行だし。今回は知り合った人がよくない方だった。度が過ぎちゃったんだね」
ドジャースの大谷翔平選手(29)の元通訳で違法賭博に関与した疑いで解雇された水原一平氏(39)。彼を「一平ちゃん」と呼び、こう語るのは、カリフォルニア州オレンジ郡で『鮨処 古都(Sushi Koto)』を営む松木保雄氏(75)だ。
「お金は常になかったと思います」
水原氏と家族ぐるみの付き合いがあり、水原氏が松木氏の店でアルバイトをしていた時期もあった。水原氏のことを近くで見続けてきた人物が、60分にわたって小誌の現地取材に応じた。
水原一家と松木氏の出会いはおよそ30年前。1991年、松木氏が新しくオープンした寿司店で働くために渡米した時のことだ。
「そこで一平ちゃんのお父さんが働いていて親しくなったんです。一平ちゃんは当時6歳くらい。お父さんと一緒にお店に来たことがありました。私なら両親をオヤジ、オフクロと呼ぶのに、彼は両親を『お父さん』『お母さん』と丁寧に呼んでいた。(両親が彼を)怒ったところも見たことない。家族で話している姿を見て素晴らしいなと思ってました」
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source : 週刊文春 電子版オリジナル