「青天の霹靂」というのは、こういうことを言うのであろう。
もちろん大谷選手の通訳のことである。みんなから「イッペイさん」と呼ばれて親しまれていた。大谷選手とキャッチボールをしている姿も私たちは記憶している。
「異国で、彼の存在はどれほど大谷選手を支えているか」
誰しもが思っていたに違いない。それが突然の解雇である。詳しいことはまだわかっていないが、大谷選手のお金を横領していた、という疑いもあるらしい。
それにしても、よりにもよって、という感じである。
大谷選手はこのたび、素敵な配偶者を得て、幸せの絶頂であったはず。お相手が素晴らしい女性で非の打ちどころがない。
「さすがに大谷選手」
と皆は感心した。それはいいとして、メディアはまるでプリンス、プリンセスのような書き方であったのは事実だ。気の毒なのはスケートの羽生さんで、
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source : 週刊文春 2024年4月4日号