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この連載をまとめた書籍「ホンボシ 木原事件と俺の捜査秘録」が6月25日に発売となります。
連載から大幅に加筆修正を加えた完全版! 未公開エピソードもあります。
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「監禁王子」の事件が終わり、数カ月が過ぎた頃のことだった。時期としては「木原事件」が起きたのとちょうど同じ頃、平成18年(2006年)春のことだ。
小田島の取調べがなければ、捜査一課はあの事件の現場に入っていた可能性がある。当時、大塚署は「自殺」と判断を下した。歴史に「もしも」はないが、あの時に捜査一課が入っていれば、安田種雄さんを殺害した犯人を捕まえていたかもしれない。
俺と小田島との関係の始まりは、留置所にいる小田島が『週刊朝日』に手記を出したことを当時の捜査一課長・久保正行さんが問題視したことだった。
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source : 週刊文春 電子版オリジナル