またしても父の話題となって恐縮である。
まるで父があの世からこちらを見ていて、
「オレのことを書くなら、ワルグチばかりでなくちゃんと書け」
と言っているようである。
ついこのあいだのこと、編集者の人たちとご飯を食べていた。話題はなぜか中国について。毛沢東の話がひとしきり続いて、その時私は思い出したことがある。
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source : 週刊文春 2024年4月18日号