いまや小説や漫画、ゲームでも大人気の陰陽師。

 

平安時代に活躍した稀代の陰陽師・安倍晴明とは何者なのか。

 

そして、千年の時を超えて描かれ続けるその理由とは。

小松 『光る君へ』には安倍晴明が出てきますが、ある程度史実に即した描かれ方をされていますね。漫画やアニメでは美貌の貴公子として描かれることが多いですが、安倍晴明が史実として文献に登場するのは40歳以降ですし、藤原道長と関わるのも年をとってからのことです。

加門 ユースケ・サンタマリアさんが演じていますが、まさか第1回の冒頭から出てくると思わず驚きました。日野富子を主人公にした大河『花の乱』(1994年放送 主演・三田佳子)でも陰陽道的なものが描かれていたと以前仰っていましたが、その時と描かれ方は違いますか。

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source : 週刊文春 2024年5月2日・9日号