「ハズキルーペ」で知られるHazuki Companyの松村謙三会長が、自閉症児と健常児がともに学ぶ“混合教育”で有名な「武蔵野東学園」の理事長に就任し、複数のトラブルを引き起こしている問題。第一弾を報じた直後から、「週刊文春」には保護者からの悲痛な声が相次いで届いています。一体何が起きているのか。特集記事で振り返ります。
1月22日の「週刊文春電子版」が報じた「ハズキルーペ」の松村謙三会長(65)に関する記事。松村氏が副理事長を務める武蔵野東学園では、同氏の高圧的な言動によるトラブルが相次ぎ、保護者からは「学校を乗っ取られる」との訴えが上がっています。齋藤記者が驚愕した、松村氏による“絶叫音声”の中身とは――。
【音声入手】「君のお陰で恥をかかされた!」ハズキルーペ会長 女子生徒に“言論封殺”の絶叫音声
Hazuki Comapnyの松村謙三会長(65)が、自身が副理事長を務める武蔵野東学園で、複数のトラブルを起こしている問題。「週刊文春」編集部は、今回、松村氏が同学園の高等専修学校の女子生徒に対して「君のお陰で恥をかかされた!」などと絶叫している音声を入手した(テキストの記事はこちら)。
松村氏が絶叫したのは、1月10日、武蔵野東高等専修学校で「校則見直し会議」が開かれた時のこと。この「校則見直し会議」とは、松村氏が主催する、なくしたほうがいい校則を生徒からヒアリングすることを目的として開催された会議である。
「あの説明会で副理事長が大声で罵声を発しているのを見て、ショックを受けました。もうこれ以上、子どもを通わせることはできないなと思いました」
こう語るのは、武蔵野東小学校に6年生児童を通わせる、ある保護者だ。
【解説番組】ハズキルーペ会長の“学園トラブル”続報 突然、生徒を怒鳴りつけ…記者の直撃に会長は?《保護者のお便りも紹介》
武蔵野東学園の副理事長を務める「ハズキルーペ」の松村謙三会長(65)が、同校で“過激発言”を繰り返している問題。先週の文春記者トーク放送後、「週刊文春」には学園保護者からの悲痛なメッセージが相次いで届きました。第二弾となった今週の記事では、今年1月に行われた「校則見直し会議」の一部始終を報じています。松村氏の絶叫が響いた“狂乱の会議”の実態とはーー。取材した齋藤記者が解説します。
2月21日、東京都武蔵野市に本部がある武蔵野東学園に激震が走った。午後3時30分、同学園の保護者や教職員に〈新理事長就任のお知らせ〉と題した書面がメールで一斉に送信されたのだ。
そこにはこう書かれていた。
〈本日開催の理事会、評議会において、寺田理事長が理事長を退任され、松村副理事長が新理事長に選任されました〉——。
2月21日、Hazuki Companyの松村謙三会長(65)が、東京都武蔵野市に本部を置く「武蔵野東学園」の新理事長に就任しました。2月28日公開の記事では、学園内での新理事長就任をめぐる“大混乱”について詳報。教員の1人によれば、ある教職員からは「松村氏に学校を私物化されるのではないか」との声も上がっているといいます。
自閉症児と健常児が共に学ぶ“混合教育”で知られる「武蔵野東学園」。創立60周年を迎える“有名学園”で何が起きているのか。取材を続ける齋藤記者が解説します。
4月6日、学校法人武蔵野東学園(東京都武蔵野市)本部の「北原記念館」地下にある「スカラーホール」。集まった三十数人の保護者達は、学園側からの突然のある“説明”に呆然としたという。
「『急に追い出されてどうしたらいいんだ』という声が上がっていました。中には、あまりに突然のことにショックで泣いている保護者もいました」(保護者の1人)
——いったい何があったのか。
自閉症児と健常児が共に学ぶ“混合教育”で知られる「武蔵野東学園」で、Hazuki Companyの松村謙三会長が理事長に就任し、複数のトラブルを引き起こしている問題。松村氏が推し進める“学校改革”は今なお波紋を広げています。
2月21日の理事長就任から間もなく2カ月。あれから学園では何が起き、保護者たちはどう受け止めているのか――。取材を続ける齋藤記者が解説します。
source : 週刊文春