「……マジでクラファン邪魔だな」
「週刊文春」が入手したある音声データ。そこで吐き捨てるようにこう言い放ったのは、自身が主催したクラウドファンディングで約2700万円を調達した人気バーチャルユーチューバー(VTuber)だった。
声の主は「餅月ひまり(もちづき・ひまり)」。最盛期には約20万人のチャンネル登録者数を誇った人気VTuberだ。
VTuberとは、アバターなど仮想的なキャラクターに扮した動画配信者のこと。近年、急成長する領域として注目を集めている。
「国内のVTuber市場は2020年の144億円から2023年には約5倍の約800億円に拡大しました。海外市場を含めると2030年までには“1兆円産業”になるとの見立てもあり、大きなビジネスチャンスとなっています」(経済誌記者)
ひまりがYouTubeで動画投稿を開始したのは2019年のこと。2020年からはVTuberに特化したタレント事務所にも所属していた。
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source : 週刊文春 電子版オリジナル