ドナルド・トランプは今年11月の大統領選挙で勝ったら、2020年の選挙で彼から票を奪った(と彼は主張している)勢力に報復をすると宣言している。逆にもし負けたら、トランプ支持者は議会を襲撃するどころか、今度こそ銃を持って反乱を起こすかもしれない。
そんな内戦の不安が高まるなか、『シビル・ウォー』、つまり「内戦」という映画が公開され、北米興収でナンバーワン・ヒットになった。
「19州が連邦から離脱しました」とニュースが告げる。大統領が反乱軍に対する空爆の成果を演説する。「我々、合衆国政府軍は、テキサスとカリフォルニアの、いわゆる“西部連合”に大打撃を与えました」
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source : 週刊文春 2024年5月16日号