桜が散って葉桜となり、椿が咲き始めました。何となくお出かけしたくなる季節ですよね。

 私も先日、中之島美術館に印象派の巨匠、モネの展示を見に行ってきました。私の中でモネというと「ああ、『睡蓮』のおっさんね」というイメージだったんですが、今回、ちゃんと作品を見た感想としては、やっぱりなかなかのもんでした。私も趣味で絵を描くんですが、私よりちょっと上手いですね。モネの方が。

 いっそモネのマネしたろうかな、と思ったんですけど、マネという画家もいてるから、ややこしい。

 モノマネは、ほどほどに――。

Q

 いつの頃からか、テレビのトーク番組に出た芸能人が、「〇〇さんの舞台に出させていただいて……」とか「ロケで沖縄のほうに行かせていただきまして……」というフレーズを口にするようになりました。シンプルに「舞台に出演したとき」とか「沖縄にロケに行ったとき」でいいじゃないかと思うんですが、それが気になり始めるとトークの内容も頭に入ってきません。

 

 なぜこんなに気になるのか。自分なりに考えてみますと、何となく言葉遣いの気遣いの方向が、業界の人たちに向いていて、視聴者の自分は蚊帳の外におかれたように感じるからなのかな、と思い到りました。

 

 上沼さんは、この「させていただいて」語法、気になりませんか?

(54歳・男性 東京都)

 確かにこれは、ありますね。

「させていただいて」って、みんな言うてますし、私も言うてます。

 仰るとおり、本当は「舞台に出演して」「ロケに行ったとき」という言い方でいいのかもわかりませんが、テレビカメラの前で共演者もいるときは、ちょっと言いにくいんですよね。

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source : 週刊文春 2024年5月16日号