4月26日、小誌記者が訪ねたのは、韓国ソウルに聳え立つ大手芸能事務所HYBEの本社ビル。社内の混乱と裏腹に静まり返った1階フロアでは、警備員が闖入者に目を光らせていた。この前日に行われたのが、放送禁止用語連発だった衝撃の記者会見だ。そこでは、ある日本人アイドルの名前も言及されていた。
LE SSERAFIM(ルセラ)の宮脇咲良(26)である。
HYBEの子会社ADORの代表で、NewJeansのプロデューサー、ミン・ヒジン氏は4月25日、緊急会見を敢行。HYBE経営陣らを「クソ野郎」などと痛烈に批判した。
「ミン氏は、3月下旬にHYBE傘下からデビューしたILLITを『NewJeansの亜流』などと非難。更にNewJeansが先にデビューすることが決まっていたにもかかわらず、HYBEが、IZ*ONEの人気メンバーだった宮脇とキム・チェウォンを加えたルセラを優先してデビューさせようとしたとも暴露したのです。『私は(当時)“気でも狂ったのか”と悪態をついた』と言い放ちました」(在韓記者)
“ブチ切れ”のミン氏から名指しされた宮脇。実は、彼女の半生には逆風に次ぐ逆風が吹き続けていた。
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source : 週刊文春 2024年5月16日号