「日本のことを本当に考えてくれている」
元タカラジェンヌの女優・天海祐希(56)が密かに、そう語っていた政治家がいる。あの元総理大臣だ。
現在放映中のテレビ朝日開局65周年記念ドラマ『Believe-君にかける橋-』で、木村拓哉(51)演じる大手ゼネコンの設計士・狩山陸の妻・玲子役を好演している天海。キムタクとの共演は今作が初めてだ。
「狩山は、崩落事故を招いた会社の隠蔽工作の犠牲になって、無実の罪で投獄されます。しかし、重病を患った玲子の余命宣告を機に脱獄を志し、真相を解き明かしていく――というサスペンスヒューマンストーリーです」(ドラマ関係者)
放送前に行われたキャスト登壇イベントでは、天海はキムタクについて、〈熱量を持ってお芝居に向き合っていらっしゃるんだな、と常々感じていたのですが、それを目の前で拝見し、『あぁ、これが木村拓哉さんか』と〉と答えていた。
「第1話で、陸が玲子をハグして『痩せた?』と問いかけるシーンがありました。脚本に元々この記載はなかったそうで、現場で木村さんが提案し、天海さんの好感を得て誕生したとか。突然の余命宣告を受けるシーンにも繋がっていく重要な場面となりました。天海さんも積極的に意見を出して、現場を盛り上げています。彼女はとにかく演技にストイックな人。独身を貫いていますが、一人暮らしの自宅マンションでは、テレビなどで他の人の演技を研究している。それだけに、木村さんのドラマに臨む姿勢にも相通じるものを感じているようです」(同前)
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source : 週刊文春 2024年5月30日号