4月上旬、関東近郊某所の桜並木。激しい風が吹き荒れ、屋台の提灯を飛ばす。風は更に強まり、ついに店の看板を倒すほどに。そんな中、1人の女優が近くにあった大道具を風で飛ばされぬよう体を張り必死で押さえていた。めるること、生見愛瑠(22)のある撮影現場での様子だ。
現在毎週火曜夜10時から放送中のドラマ「くるり〜誰が私と恋をした?〜」(TBS系)で主演を務めるめるる。ゴールデンプライム帯の連ドラ単独主演は初めて。めるるは花見の場で階段から転げ落ち、記憶喪失になる。そんな彼女を3人の男性たちが支え、過去の記憶を呼び起こそうとするラブコメミステリーだ。
冒頭の場面は、その花見のシーンの撮影で見られたもの。共演中の俳優の松本一樹が明かす。
「主演女優自らが、誰に言われるでもなく、飛んだ小物を拾ったり、近くのセットを当たり前のように押さえていたので驚きました。主演が怪我でもしたら大事なので、逆に少し心配しましたが(笑)、それくらい自然に気配りができる素敵な人だなと。控室では共演者にあだ名をつけて呼び、和気あいあいとしています」
役柄ごとにフレグランスを変えるめるる。今回の役では、フローラル系の香りをつけているという。
そんなめるるは、愛知県稲沢市出身。自身が所属する事務所のダンススクールに通っていたことがきっかけで、小学4年生からモデル活動を始めた。
「地元では、全然芸能人ぶりませんでした。むしろ隠したがっていたくらい。AKB48が当時とても流行っていて、みんなで踊って、AKBごっこをよくしていました。めるは小さい子が好きで、いつも妹さんを連れて遊びに来て、優しく相手をしてあげていました」(小学校の同級生)
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source : 週刊文春 2024年5月30日号