《藤井聡太八冠撃破》伊藤匠・新叡王（21）が独占告白「勝負の分かれ目は7六歩でした」

「週刊文春」編集部

2024/06/26

エンタメ社会スポーツ

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「皆さんからたくさんのお祝いの言葉を頂いて、少しずつ実感が湧いてきています。（叡王となり今後の）対局で、先輩方の上座に座らないといけないのは、本当に恐れ多いことです」

　そう語るのは、叡王戦で藤井聡太八冠（21）を破った伊藤匠七段（21）。新叡王が、小誌の独占取材に応じた。

　6月20日、将棋界の歴史が動いた。

「藤井さんは、昨年10月11日に王座戦で勝利し、史上初の八冠となりました。圧倒的な強さから、しばらくは、藤井八冠時代が続くと誰もが思っていました」（将棋担当記者）

　叡王戦で藤井を破ったのが、同学年で少年時代からのライバルの伊藤だった。

　伊藤は、東京・世田谷区出身。5歳の時に弁護士の父から将棋を教わり、三軒茶屋将棋倶楽部に通い出すとみるみる頭角を現した。

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source : 週刊文春 2024年7月4日号