松井稼頭央監督(48)の電撃休養から早1カ月。渡辺久信GM監督代行(58)に指揮が移っても低迷が続く埼玉西武ライオンズ。そんな中、新しく4番に抜擢されたのは「甲子園の申し子」こと外野手の岸潤一郎(27)。だが、彼には西武を支える新主砲とは“別の顔”があり――。
兵庫県尼崎市出身の岸は、小学校3年生から野球をはじめ、名門・明徳義塾に進学。「エースで4番」の金看板を引っ提げて、通算4度甲子園に出場した。
だが、その後の野球人生は苦難の連続だった。拓殖大学に進んだが、右肘の怪我などが原因で3年時に退部。大学も中退せざるをえなかった。だが、野球への思いを断ち切れず、2018年に独立リーグ・徳島インディゴソックスに入団する。
「オフは生活費を稼ぐために、大型ショッピングセンターのうどん店で麺を打つアルバイトをしていた。尼崎時代から交際を続けていたガールフレンドは夜行バスで徳島まで通い、岸を支え続けていました」(スポーツ紙記者)
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