選挙戦を終始リードし、3選の可能性も濃厚な小池都知事。だが、改めて立ち止まってみたい。彼女が舵取りしてきた8年間とは、どのようなものだったのか。数字のマジックとパフォーマンスの裏側に潜んだ本質を抉り出す――。

 

▶︎演説で連呼「事業見直しで8100億円確保」のカラクリ
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「私、小池百合子に金メダル。金メダルを、よろしくお願いを申し上げます」

 6月30日夕刻。小雨の降るJR蒲田駅前に姿を見せたのは、濃い緑色のジャケットに身を包んだ小池百合子都知事(71)だ。選挙カーの上から、8年間にわたって都政を率いてきた実績を次々とアピールした。

都政の課題は山積み

 特に、今回の選挙戦を通じて連呼するフレーズがある。事業見直しによる「8100億円の財源確保」。この日も有権者に向け、胸を張るように語りかけた。

「8年間で8100億円の行政、財政改革を行ってまいりました」

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source : 週刊文春 2024年7月11日号