木原誠二官房副長官(当時)の妻が殺人事件の重要参考人として警視庁から聴取されていた、通称「木原事件」。世間を揺るがした驚愕の第一報から1年が経ちました。第一報から遺族の告白、そして担当刑事の衝撃的な証言まで――。1年を記事とともに振り返ります。
岸田最側近・木原誠二副長官〈衝撃音声〉「俺がいないと妻がすぐ連行される」
岸田最側近として日本の政策決定を担う木原誠二官房副長官。実は5年前、妻が、ある殺人事件の重要参考人として警視庁から聴取されていた。捜査幹部は「夫が自民党の国会議員でなければ…」。そして、木原氏の愛人が当時のことを語った音声の存在。一体、この男は何者なのか。
木原誠二官房副長官の噓を暴く“怪死”捜査音声160分
刑事が遺族に「これは殺人だ。無念を晴らす」
5年前、殺人事件の重要参考人として聴取されていた、木原官房副長官の妻。木原氏は「事実無根」と主張し、「マスコミ史上稀にみる人権侵害」と断じ、刑事告訴を宣言した。だが、捜査の模様を記録した音声が存在した。
木原事件 妻の取調官〈捜査一課刑事〉実名告発18時間
木原は「俺が手を回したから」と妻に…
警視庁捜査一課殺人一係、通称「サツイチ」。18年6月、サツイチの俺が木原の妻X子の取調官に指名された。俺を呼ぶってことは、自殺ではなく殺人事件だってことだ。木原は俺に「いつでもクビ飛ばせるぞ」と言ったが、X子の聴取を10回はやったしガサ入れもした。ところが捜査が佳境に入った時に突然、上司から終了を告げられたんだ。頭に来ているのは、警察庁の露木長官がこの前会見で「事件性はなかった」って大噓を吐いたこと。現役は話せないだろうが、去年退職した俺に失うものはない。悔しい思いをした後輩のためにも腹は括った。俺が知っていること、全部話すよ――。
妻の前夫“怪死事件”捜査の渦中に…木原誠二官房副長官は違法風俗の常連!
地元マンションに夜な夜な人妻デリヘル嬢を呼ぶ男。妻が重要参考人とされた最中でも、気にする風もない。コロナ下でも、「俺はエッチを我慢できないから」と嘯き、総理の右腕となってからも、違法な本番行為を強いる常連客の正体は――。
「木原事件」遂に刑事告訴! 遺族が明かす決断の訳 《新証拠》事件直後の警察との音声データ
種雄とX子の子どもを大事に育ててくれた木原さんには感謝しています。ただ彼に一言「再捜査を求める」と言ってほしかった。私たちは真実が知りたい。一生がかかっている問題なんです。
《木原事件》遺族が新証拠提出「ためらい傷なし」「覚醒剤濃度」
“木原事件”の遺族らは12月5日付で、警視庁と検察庁に上申書を提出した。今回、遺族が新たに取得した「死体検案書」を元に作成されたものだ。検案書から浮かび上がる、事件の「新証拠」とは――。
木原事件に新展開 検察に遺族が提出した元取調官「衝撃の書」
2006年4月9日に発生した、木原誠二前官房副長官(54)の妻X子さんの元夫・安田種雄さんの不審死事件、通称「木原事件」。小誌23年7月13日号の報道で実態が明るみに出てからまもなく1年が経過するが、新たな展開を迎えた。
【先着100名イベント】週刊文春リアルライブ
ゲスト・佐藤誠氏《8/24(土)18時〜・継続会員限定》
佐藤氏は「木原事件」をめぐり実名で告発した警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係、通称「サツイチ」の元取調官。昨年7月の記者会見以降も、積極的に発信を続けています。そんな佐藤氏が6月25日に上梓したのが、初の著書『ホンボシ 木原事件と俺の捜査秘録』です。
ここでしか語れない「木原事件」の裏側を明かすほか、皆さまのご質問にもお答えします。ライブの最後には佐藤氏のサイン会も予定しています(『ホンボシ』をご持参いただいた方に限ります)。「週刊文春電子版」の会員だけが参加できる特別イベントです。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
source : 週刊文春