「老後2000万円問題」から早5年。5年ぶりに厚労省が公表した年金財政検証で、衝撃の事実が発覚した。老後、年金だけでは暮らせないのが常識となった現代で、安心してシニアライフを送るための処方箋を徹底解説!
▶厚労省 5年ぶり検証発表「所得代替率17.6%減」の絶望
▶一橋大名誉教授「最悪ケースなら老後5000万円必要」
▶年金ベスト受給年齢は男性68歳、女性71歳
▶「老後は田舎で…」の罠 医療機関1万施設が廃業へ
「老後2000万円問題」をご記憶の読者も多いだろう。2019年、金融庁の有識者会議の報告書で、年金収入だけでは老後30年間の生活費が約2000万円不足すると指摘された問題だ。麻生太郎財務相(当時)が報告書の受け取りを拒否したことでも話題となった。
あれから早5年。最近発表されたあるデータからは、さらに深刻な事実が浮き彫りに――。
7月3日に厚生労働省が公表した公的年金の「財政検証」の結果である。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2024年7月25日号