異例の謝罪会見だった。
7月19日に緊急会見を開いた日本体操協会。藤田直志会長や西村賢二専務理事といった幹部が、カメラに向かって深々と頭を下げる。20歳未満にもかかわらず喫煙と飲酒行為が発覚した、体操女子日本代表のエース・宮田笙子(19)のパリ五輪出場辞退が公表されたのだ。
日本代表コーチの原田睦巳氏は、涙ながらにこう訴えた。
「何の申し開きでもございませんが、本当に彼女が、ものすごいプレッシャーと残さなければいけない結果を胸に抱えながら日々を過ごしていたことはぜひご理解いただければ幸いです」
プレッシャーに圧し潰された若い選手の境遇に理解を求める体操協会。一見、協会の大人が身を挺し、過ちを犯した若い選手を守っているように見える。だが果たして、この騒動は単なる若者の過ちなのか。騒動の萌芽に気付きながらも事なかれ主義で看過し、それをひた隠す協会に、責任はないのか――。
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source : 週刊文春 2024年8月1日号