「週刊文春」編集部の記者が“取材のウラ話”を語る「文春記者トーク」。
兵庫県の斎藤元彦知事の違法行為疑惑などを西播磨県民局長のX氏が告発し、その後死亡した問題。さらに県は7月23日に、X氏とは別の県職員が1名、今年4月に亡くなっていたことを公表しました。「週刊文春」では、以前よりもう一人の職員が亡くなっていたことを報じていましたが、騒動が大きくなりようやく明らかにされた形となりました。
わずか2カ月半で2人の自殺者を生んだにもかかわらず、一向に辞任する気配がない斎藤知事とは何者なのか。そして斎藤知事に発覚した“新疑惑”とは――。取材したK記者と、電子版統括編集長の村井弦(@Gen_Murai)が解説します。
村井 今週の記者トークも先週に続いて、斎藤元彦兵庫県知事について取り上げていきたいと思います。今回は取材班のキャップのK記者に来ていただきました。
伏せられていた“もう一人の死”
村井 兵庫県知事に対する告発文書が出て、その後告発者のX氏が自ら亡くなった事件について、今週号では斎藤知事にフォーカスを当てた記事を出しています。これについて深掘りをしていきたいなと思っております。
かなり大きな問題になっていますが、この動画の収録時点では、まだ斎藤知事は自らの職を辞するという判断を一切していない状況です。一方で、辞任圧力は日に日に強まり続けていて、記事にもある通り「もう辞めろ」というのは側近ですら言っているような状況になっているということですね。
今回の記事では、そんな斎藤知事が、一体どういう方なのかということと、新たに分かった“新疑惑”について聞いています。
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source : 週刊文春