戦国時代にヨーロッパ人が来航したことで、それまでは無かった多くの文物が日本列島にもたらされた。キリスト教や鉄砲はもちろん、コンペイトウ、カッパ(合羽)やカルタなどは、このときに伝来して、ほぼ日本の伝統文化に定着して現在に至っている。珍しいところでは、京都の花街として知られる先斗町も、一説にその名の由来はポルトガル語のポンタ(先端)から来ているという。もともと先斗町は鴨川の中洲の先端に造られた町だったのだ。
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source : 週刊文春 2024年9月5日号