「週刊文春」編集部の記者が“取材のウラ話”を語る「文春記者トーク」。ここだけで聞ける話題のスクープの裏側をお楽しみください。
9月27日に投開票を迎える自民党総裁選。その本命候補とされてきたのが小泉進次郎(43)元環境大臣です。今週号の「週刊文春」では、「小泉進次郎 大いなる誤算」としてチーム進次郎の内実について報じました。
なぜ進次郎氏は失速したのか。そして、総裁選の行方はどうなるのか。取材を続ける河野嘉誠記者が解説します。
#319 高市早苗(63)政策リーフレット郵送問題なぜ“再燃”?「“高市おろし”の側面もあるが…」《政治記者が解説》
出演:「週刊文春」河野嘉誠記者、電子版サブデスク・齋藤裕(@_SaitoYu)
リーフレットで対立が激化
齋藤 9月27日投開票を迎える総裁選で有力候補と目されるのが、石破茂氏、小泉進次郎氏、高市早苗氏です。これまで河野記者は総裁選をめぐる動向について、政界関係者の方々への取材を重ねてきました。今週号に掲載されたのが、「小泉進次郎大いなる誤算」と題する記事になってまして、今回は総裁選について話を伺っていけたらと思います。この動画の収録時点でも後半戦に入ろうとしている総裁選なんですけども、ここまでの展開というのは河野記者から見て予想通りの展開なんでしょうか?
河野 最近、総裁選関連で記事を毎週書いてきたんですけど、もともと岸田さん(岸田文雄首相)が退陣表明をするまでは、石破さんっていうムードがあって。でも退陣表明をきっかけに、進次郎さんみたいな雰囲気がすごく出てきて。
ただ、先週は討論会とかそういう風なメディア露出が本格化するにあたり、やっぱり以前から指摘されてきた……進次郎さんがもちろん比較的若いっていうこともあるし、そういった経験不足だとか、そういう論争の部分とかで多少ご本人の真意が伝わりづらいとか、そういったところで大丈夫なのかってなって、ちょっと進次郎さん支持が数を減らしていて。党員を対象にした投票動向の調査なんかで言うと、ここに来て高市さんが伸ばして石破、高市、進次郎っていう三つ巴の戦いになっているのが現状ですよね。
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source : 週刊文春