社会人になりたての頃は、会社案内のパンフレットの役員一覧にずらりと並ぶ、取締役の顔の見分けがつかなかった。みんな同じようなスーツを着て、年齢も同じようなおじさんばかりだったから。
ところが、何歳が境目だったのかは分からないけれど、いつの間にか、今度は若者の顔の見分けがつかなくなった。特に髪サラサラのイケメン男子がみんな同じに見える。一方、大企業のおじさん役員の顔がテキパキと判別出来るようになっていた。言うまでもなく、かつて若かった自分たち世代が、おじさん側に仲間入りしたというだけのことだ。
私が24歳の時に起業して以来、サイバーエージェントはずっと自分の同世代と年下しかいない会社だった。その状態のまま、社歴とともに歳を重ね、26年が経った。その間、売上高も社員数もずっと右肩上がりに増え続けている。
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source : 週刊文春 2024年10月3日号