10月1日、石破茂首相による新内閣が発足した。初入閣は13人と多いが、全員が衆議院当選5回以上、参議院当選3回以上の、いわゆる「待機組」。若手からの抜擢は見送られた。
そんな中、デジタル相として初入閣したのが、衆院東京4区の平将明氏(57)だ。政治部記者が語る。
石破氏のLINEスタンプを作ったことも
「2005年衆院選で初当選し、現在6期目。これまで経済産業政務官や内閣府副大臣などを歴任しています。安倍晋三政権で石破氏が地方創生担当相だった頃には、内閣府副大臣だった平氏、内閣府政務官だった小泉進次郎氏が『チーム石破』として連携していたこともあった。総裁選では石破氏の推薦人に名をつらねました」
平氏は東京都生まれ。早稲田大法学部からサラリーマン生活を経て、家業である大田青果市場の仲卸会社を継いだ。東京JC理事長などを務めたあと、2005年に自民党の公募へ応募。初当選して政界入りした。
「ITやデジタル分野に強いという触れ込みで、過去には国会議員で初めてとなる石破氏のLINEスタンプを作ったことも。デジタル相起用も順当な人事と言えるでしょう」(同前)
そんな平氏をめぐり、驚きの献金が――。平氏が代表を務める「自民党東京都第四選挙区支部」に、“11億円詐欺企業”が長年、寄附を続けていたのだ。
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source : 週刊文春 電子版オリジナル