日本三景の一つに数えられる、宮城県・松島。夏の暑さが残る9月3日の午後、沿岸の島に架かる朱塗りの橋を1組の男女が渡っていた。手を繋ぎ、体を寄せ合いながら笑顔で歩く姿はまるで新婚カップルのようにも見える。だが、この2人には秘密が――。
10月に入り、シーズンも最終盤を迎えつつあるプロ野球パ・リーグ。4位の東北楽天ゴールデンイーグルスで、二塁手のレギュラーとして出場を続けているのが、小深田大翔内野手(29)だ。
「近畿大から大阪ガスを経て2019年のドラフト1位で楽天に入団。持ち前の快足を活かしたプレーが魅力で、昨年は自身初のタイトルとなる盗塁王を獲得しました。昨年まで3年連続でオールスターゲームにも出場しています」(スポーツ紙記者)
昨オフのインタビューでは、「(打率は)2割7分が最低ラインかなと思っています」(「週刊ベースボール」23年11月20日号)と語っていたが、
「今シーズンは二塁手に定着するも、開幕当初から打撃成績はいまひとつ。盗塁数もキングの座を狙うには厳しく、さらなる奮起が求められる」(前出・記者)
自慢の足で、相手を翻弄するプレーを見せてほしい小深田だが、実は“道ならぬ恋”へとスタートを切っていた。
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source : 週刊文春 2024年10月10日号