「週刊文春」編集部の記者が“取材のウラ話”を語る「文春記者トーク」。ここだけで聞ける話題のスクープの裏側をお楽しみください。
10月27日投開票の衆院選で東京7区から出馬し、立憲民主党の松尾明弘氏に敗れて落選した自民党の丸川珠代元環境大臣。丸川氏は、政治資金収支報告書に計822万円の不記載があったことを認めた、いわゆる“裏金議員”の1人でした。
選挙戦の中盤戦、編集部のH記者は丸川氏本人に直撃取材を試みることに。ところが、そこでH記者は“ステルス選挙”の実態を目撃することになりました。一体何があったのか——。H記者が解説します。
出演:「週刊文春」K記者、電子版サブデスク・齋藤裕(@_SaitoYu)
齋藤 「文春記者トーク」今回のゲストは編集部のH記者です。よろしくお願いします。
H記者 よろしくお願いします。
齋藤 まもなく投開票を迎える衆院選。今週号では「衆院選『最終予測』自民197議席で石破退陣!」と題して、全289小選挙区の当落リストと注目選挙区に関する詳細なレポートを報じています。
自民党の丸川珠代元環境大臣が出馬する「東京7区」と、日本保守党の河村たかし前名古屋市長が出馬する「愛知1区」について、取材を担当したH記者に話を聞いていきます。
注目選挙区「東京7区」の最終予測は…
齋藤 はじめに、丸川氏が出馬する東京7区について聞いていきます。まず、この選挙区の顔ぶれと情勢について教えてください。
H記者 東京7区は、参議院議員に3回当選した丸川珠代氏と野党3党が争う区になります。野党3党の顔ぶれとしては、立憲民主党から元職の松尾明弘氏、日本維新の会から前職(比例復活)の小野泰輔氏、参政党から石川友梨香氏。当落情勢としては、丸川さんと松尾さんと小野さんの三つ巴と言われていますが、小誌の最終予測では立憲の松尾さんがリードしていると報じています。
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source : 週刊文春