激しい暴力描写に流血多めといえば、この監督。最新作の裏話から助監督時代の思い出、師事した若松監督から学んだことなどたっぷり伺いました。『孤狼の血』でショックを受けたアガワも、監督の「血糊話」に大喜び!
(しらいしかずや 映画監督。1974年生まれ。北海道出身。2010年に『ロストパラダイス・イン・トーキョー』で長編監督デビュー。主な監督作に『凶悪』(13)、『孤狼の血』(18)など。Netflixオリジナルドラマ『極悪女王』が配信中。最新作の『十一人の賊軍』は11月1日全国公開。)
阿川 私、監督にお会いしたらずっと言おうと思っていたことがあって。
白石 何でしょうか?
阿川 『孤狼の血』で役所広司さんが豚小屋で殺されるシーン。あの場面を思い出すだけで、胸が苦しくなって涙が出てくるんです……。しばらくして取材で「最近ショックを受けたこと」を聞かれた時、「『孤狼の血』の役所さん」って答えたくらい、すっかり役所ロスになっちゃいました。
白石 本当ですか、光栄です(笑)。
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source : 週刊文春 2024年11月7日号