10月24日、慶應義塾大学日吉キャンパスに設置された記者会見場には、35社約60人の報道陣が詰めかけ、その瞬間を待っていた。開始から約3時間半。無情にも、最後までその名が読み上げられることはなく、今年のプロ野球ドラフト会議は終了した。
指名洩れとはなったものの、“ドライチ”候補と並んで注目を集めたのが、慶大の清原正吾(22)だ。
球界のスターだった清原和博(57)とモデルの亜希(55)の長男。慶應幼稚舎時代は父に憧れる野球少年だったが、後に覚醒剤事件を起こした父親への反発から、中学と高校ではあえて野球とは距離を置いていた。
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source : 週刊文春 2024年11月7日号