高市事務所“裏帳簿”が明らかにした統一教会との接点。だが、パーティ券購入だけではなかった。新たに入手した“極秘リスト”にも、教団とのつながりが――。虚偽記載疑惑、ドタキャン事件の裏側とともに首相に問う。

 

▶宛先は「世界平和連合の副支部長」、集会招待も発覚

▶裏帳簿で判明虚偽記載366万円「寄付してない」実名証言

▶NHK日曜討論「昨日の怪我でドタキャン」は噓 核心証言「2日前に小林鷹之に代役を打診した」

 

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 広場に集まった聴衆に向けて彼女が大きく手を振ると、歓声が沸き上がった。

 1月31日午後2時半、高市早苗首相(64)の姿は神奈川県川崎市にあった。衆院選神奈川18区の山際大志郎氏の応援に駆け付けていたのだ。司会は脇雅昭参院議員だ。

「(脇氏と政見放送で並んで座った際に)頭の高さが揃わなくて、座布団を2枚も敷かれて。もの凄く不安定な状況でした」

 脇氏の“座高”をにこやかに冷やかす余裕もあった高市氏。同日夜には官邸で英国スターマー首相と会談もこなした。

 しかし翌2月1日朝、事態は一変。午前9時から生放送のNHK「日曜討論」への出演を、直前になって突如キャンセルしたのだ。

日曜討論キャンセル前日、高市氏は山際氏(右)を応援

 番組関係者が言う。

「放送開始まで1時間を切ったタイミングで官邸サイドから欠席の連絡が入った。代役は田村憲久政調会長代行だと告げられ、そのまま出演してもらう運びになった」

田村憲久氏

 理由は「怪我」だと番組内で報告され、直後、高市氏はXで〈ここ数日の遊説会場で、熱烈に支援してくださる方々と握手した際、手を強く引っ張られて痛めてしまいました。関節リウマチの持病がありまして、手が腫れてしまいました〉と説明。1日午前に医務官の治療も受けたと明かした。一方で同日午後は予定通り遊説に臨み、岐阜県内での演説では、「ちょっと昨日、ハイタッチとかしてる時に強く引っ張られて関節やっちゃいました」と述べた。「ここ数日」か「昨日」か、ブレているのも気になるが、この「ドタキャン騒動」を巡っては、一部野党から自民党に抗議文が送付され、討論の再設定要求がなされる騒ぎになっている。

 官邸関係者が明かす。

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source : 週刊文春 2026年2月12日号