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アイスランドの観光客数が4倍に!? いま行くべき海外、“7つ”の国・地域はここだ!

2019/01/03

genre : ライフ,

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(3)極東ロシア 3万円台で気軽に行ける「隣国」

成田からウラジオストクまでは直行便で2時間あまり。航空券も往復総額3万円台からと台湾とほぼ同じ条件だ

 日本の隣国であるにもかかわらず、日本人観光客が少ないのがロシアだった。その大きな理由の一つが「ビザ取得が面倒」ということだった。だが、いま極東ロシアでは順次Eビザの導入がすすめられている。これは同一都市の空港や港で出入国を行い、入国してから8日目までに出国することを条件に、無料のEビザをオンラインで申請しておけば入国できるというもの。手間と費用の点で圧倒的に楽になった。2017年8月にまずはウラジオストクが、2018年9月からはハバロフスクやサハリンも同様のビザで訪問できるようになった(ウラジオストクから入国し、ハバロフスクから出国するようなケースには従来どおりの観光ビザが必要となる)。

 人気が高いのは坂道が多く、「東洋のサンフランシスコ」とも呼ばれるウラジオストクだが、個人的なおすすめはサハリン。ロシアのオーロラ航空なら、ウラジオストク経由で往復総額3万円台。道北の延長のような熊笹に覆われた風景や、日本統治時代の名残りである住宅などをさがして歩くのも面白い。

(4)ハノイ(ベトナム) 片道100円セールを行うLCCが就航

レトロな建物の間をバイクが行き交うハノイ ©iStock.com

 日本と東南アジアの各都市には、次々とLCCの新規路線が就航しているがそのなかでもひときわ目立つのがハノイである。2017年9月にはジェットスターパシフィックの関西-ハノイ線が就航。続いて2018年11月にはベトナムのLCCであるべトジェットエアの関西-ハノイ線が就航、さらに2019年1月からは成田-ハノイ線の就航が決まっている。べトジェットエアは機内で客室乗務員がビキニショーを行ったことで物議をかもしたエアラインだが、通常の客室乗務員の服装はいたって普通である。なお、べトジェットエアは不定期で100円セールを行っている。筆者も早速ハノイ-成田を確保したが、実際の支払額は燃油サーチャージなども込みで片道総額8600円ほどだった。

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 なお、これまでハノイといえば、ハロン湾のクルーズ以外にはあまりめだった観光地がなかったが、最近は高速道路も整備されたことにより、中国の国境に近く、少数民族が住み、周辺には美しい棚田が広がるサパまでは、ハノイのノイバイ空港から片道4時間ほどでアクセスできるようになっている。