「国際線ファーストクラス」というと、魅惑的な響きがありますよね。バブリーでブルジョワジー、シャンパンとキャビアといったイメージでしょうか。
ANAやJALのファーストクラスで北米やヨーロッパに往復すると正規料金で200万円以上。往復25時間とすると、1時間あたり8万円が消えてしまうことになります。少し前には舛添前都知事のファーストクラス問題があり、その際は「到着後、すぐに仕事をするのに備えて完璧に寝て体調を整えるためだった」という言い訳を繰り出したことでも話題になりました。
普通に乗ると新車1台分くらいはかかる費用が……
そんなファーストクラスですが、実は格安で搭乗できる方法があります。普通に乗ると新車1台分くらいはかかる費用でも「マイル」を使う手法で気軽に乗れるのです。ANAで往復すると、北米で15万マイル、ヨーロッパだと16.5万マイル。あるいは北米便で片道をファーストクラス、片道をエコノミークラスにした場合は、10万マイルで渡航可能です。
「そんな大量のマイルなんて貯まらない」
という抗議が聞こえてきそうですが、マイルを容易に獲得する方法があります。
なお本記事ではANAをメインに取り上げますが、JALでも似たようなシステムで発券可能です。
それでは以下、マイルを貯める方法を紹介します。
マイルを貯める方法(1) 飛行機に乗る
社用族だと毎週の羽田-伊丹出張など、高頻度で飛行機に乗る方がいるでしょう。「エアポートおじさん」が空港でお酒を飲んでいるSNS投稿には、このような会社のおカネで航空会社の上級会員資格を取得し、ラウンジを活用されているケースも多いと聞いております。新幹線に乗ってもマイルが貯まらないので、わざわざ飛行機に乗ってマイルを貯める方が多いことも事実です。もっとも、このような社費で飛行機に乗る社用族以外だと、いくら飛行機に乗っても大してマイルが貯まらず失効してしまう場合も多いでしょう。
マイルを貯める方法(2) クレジットカードのポイントで貯める
クレジットカードでマイルを貯めてるよ、という方もいるでしょう。カードによりますが、決済額の0.5%~1.5%くらい(特殊なワザを使うと2%近く)のマイル還元が得られます。たとえば勤務先の定期的な経費決済や慰安旅行・多人数飲み会の幹事などを積極的に引き受ければ、年間数万マイルを貯めることも可能でしょう。カードについては「先行研究」も多数ありますから、経費などを多く使う方は専門サイトをご覧ください。
とはいえ年に何百万円も決済できる人は限られるでしょうから、ファーストクラスはまだまだ遠いですね。