羽田空港を利用する人は年間8000万人。その多くが東京モノレールか京浜急行を利用しているが、いずれも距離に比して割高という印象を持っている人は少なくないだろう。できれば少しでも安くすませたいところだが、ともに割引きっぷの割引率もそれほど高くなかったり、条件が厳しかったりする。
比較的割引率が高いものとして
モノレール羽割往復きっぷ(羽田空港~浜松町往復で800円 18%引き)
http://www.tokyo-monorail.co.jp/m/cp/hanewari.asp
が挙げられるが、以下の17の空港でしか販売していないので、これらの空港発で羽田空港へ往復する人以外は利用が難しい。
新千歳空港・函館空港・富山空港・小松空港・伊丹空港・関西空港・岡山空港・広島空港・山口宇部空港・高松空港・福岡空港・大分空港・熊本空港・長崎空港・宮崎空港・鹿児島空港・那覇空港
京急の場合は、
羽得2枚きっぷ(羽田空港国内線ターミナル~泉岳寺(品川)・横浜の往復で620円 羽田空港~品川の場合、24%引き)
が比較的安いが、こちらも以下の17空港にある自動販売機「けいきゅん」やLCCの機内などでの購入が基本となるので、やはり首都圏在住者の利用はほぼ不可能
に近い。ちなみにこの切符、京急の公式ホームページには記載されておらず、「隠れキャラ」のような存在となっている。
自動販売機「けいきゅん」設置空港
http://www.keikyu.co.jp/information/otoku/keikyu_ANA/index.html
新千歳空港・函館空港・小松空港・伊丹空港・岡山空港・米子空港・広島空港・高松空港・徳島空港・北九州空港・福岡空港・大分空港・熊本空港・長崎空港
このほかに首都圏在住の人が使える割引切符もあるが、いずれもあまり割引率が高くない。また、東京モノレールをSUICAやPASMOで利用する場合、JALマイレージバンクにマイルが加算できるが、1回で20マイル。1マイルの価値を2円と考えても40円引き相当にしかならない。
JALのマイルたまるキャンペーン(2018年3月31日までだが、2011年以降毎年継続されている)
https://www.jal.co.jp/mobile/campaign/tokyomonorail/