様々なスタイルのホテルが誕生している。シティホテル/ビジネスホテルというカテゴライズはよく知られているが、その境界は薄まりつつある。ビジネスホテルなのにシティホテルのような広い客室や質の高いグルメを提供する施設もあれば、逆にシティホテルがビジネスホテル化するようなケースもみられる。(シティホテル/ビジネスホテルの違いは宿泊主体かフルサービスか)。

 また、レジャーホテル(ラブホテル)の一般ホテル化にも注目だ。現に一般の宿泊予約サイトにもレジャーホテルが掲載されるようになっている(レジャーホテルの定義等については『ホテルはいま、「ラブ」ではなく「レジャー」の時代』参照)。

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 多様化する現代のホテル。日々ホテルへチェックインすることが仕事である評論家としてもセレクトに迷うことが多い。2018年は約260泊した。ラグジュアリーからビジネス、カプセルホテルにレジャーホテルなど多様で、取材やテレビのロケで訪れたケース、プライベートで行ったホテルなどさまざまである。その中から、特に印象に残ったホテルを50軒選んだ。「1月~4月編」、「5月~8月編」、「9月~12月編」と3回に分けて紹介する。では1月から始めてみよう。