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「最寄り駅から徒歩35分」横浜で発見した“ポツンと一軒そば屋” ダントツ人気の390円定食とは?

2020/08/04
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全然ミニじゃない「ミニカレー丼」(150円)

 そんな話をきいていたら、「冷やしかき揚げそば」を食べ終えてしまったので、人気の「カレーそば」を追加注文した。「カレーそば」は黒い濃いタイプのカレールーとかけつゆをしっかり混ぜたタイプ。その麺は冷やしと違い茹麺なのだが、しっかりとした麺である。レンゲでカレーつゆを飲むと、相当うまい。さらに追加した「ミニカレー丼」(150円)も結構なごはんの量で、ミニとは思えない。カレールーがたくさんかかっていて汁ダクでなかなかよい。

人気の「カレーそば」(400円)も味が濃くてうまい
朝の人気は「卵かけ定食」と「納豆定食」(ともに390円)
汁ダクの「ミニカレー丼」(150円)は全然ミニじゃないです

 帰り際、コロナ禍のことを聞いてみた。すると、やはり、夜の来店はさっぱりで、昼の売り上げもだいぶ減ったそうだ。最近また感染者数が増えてきて、客数が減っているという。幸いに常連がほとんどの朝の客だけは頑張って維持できているそうだ。

コロナ禍で営業時間も短縮

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「ひなた山蕎麦」はポツンと一軒そば屋ではあったが、ひなた山地区は住宅が広がり交通量も多く、意外と飲食店も点在することがわかった。お店は元気な家族経営の店で、密ではなく、なんとなく落ち着いて食べることができて雰囲気がよい。今度は友人と来ることを約束し、店を後にした。