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“国民的駅弁”と自家製そばが合体すると…神田で食べる「峠の釜そば」(1100円)は懐かしい味だった!

2022/07/05
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平成29年に東京に初出店

 平成29(2017)年4月になると、東京銀座の商業施設GINZA SIXに「荻野屋GINZA SIX」を都内初出店した。

 その後、杉並区上高井戸に工場併設型店舗を設けた「荻野屋 八幡山」を開設。商品の安全と安定供給が可能となり、笹塚に惣菜販売を中心とした「OGINOYA OHACO」、さらに「荻野屋 弦」として、有楽町店、そして今年6月6日には神田店を開店した。有楽町店、神田店もJRのガード下という駅近のわかりやすい立地である。

「荻野屋 弦 有楽町」

「荻野屋 弦 神田」を訪問してみた

 神田店では釜めしだけでなく、荻野屋自家製麺のそばも提供しているとのこと。さっそく訪問してみた。JR神田駅を西口商店街側に出て信号を渡って左を見ればすぐに分かる便利な立地である。耐震工事をしたレンガのアーチが目印である。

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「荻野屋 弦 神田」は、神田駅西口からすぐ
ガラス張りで店内はシックで落ち着いた雰囲気
昔ながらの陶器の「峠の釜めし」やパルプモールド容器のエコなタイプも販売

 店はガラス張りのお洒落な外観で、店内も大変綺麗である。壁には釜めしの器などがきれいに並んでいる。昔ながらの陶器の器に入った「峠の釜めし」やパルプモールド容器に入ったエコなタイプも販売している。東京に出店を加速した背景などを、広報担当の浦野恵造さんに神田店で聞いてみた。

 まずコロナ禍でなぜ有楽町や神田に出店したのかを聞いてみると、なかなか深い理由があることがわかった。