日韓ライバルが再び対戦する。
2月21日にベスト4進出チームが決まったカーリング女子では、予選1位だった韓国と準決勝で日本が再び顔を合わせる。
好調・韓国が唯一負けた相手が日本だった
日本のベスト4進出が決まった翌22日には、「女子カーリング準決勝 韓日戦 リベンジマッチ」(MKスポーツ)、「キム・ウンジョンvs藤沢五月 韓日戦はスキップ対決で終わる」(スポーツ朝鮮)、「日本女子カーリング 清純オルチャン(美人)藤沢五月 韓日戦意欲満々」(ソウル新聞)などの見出しが躍った。
韓国では、予選リーグ8勝1敗と圧倒的な強さを誇り、快進撃を続けるカーリング女子ブームが起きているが、唯一負けた相手が日本。しかも、逆転負けだった。
観戦した50代の主婦が語る。
「あー、もう勝った、勝ったと安心していたら、まさかの逆転負け。もう、呆然。でも、日本もなかなかやるなあと思って、悔しかったけど名勝負だったから、気持ちがよかった。それがもう一度見られるなんて、うれしいわー。それに、韓国も日本の選手もみんなかわいくて。特に藤沢選手! 彼女の表情が変わるのがかわいくて、なんだか見ていると楽しい。カーリングがこんなに面白いスポーツだなんて知らなかった」
そう、今、韓国で老若男女問わず人気沸騰中なのが、藤沢五月選手だ。
15日に日韓戦が行われた後、インターネットでは、「かわいいー」、「浅田真央選手とパク・ボヨン(韓国の人気女優)に似ている」と瞬く間に人気者に。フイギュアスケートのメドベージェワ選手(OAR)や同じカーリング女子のアナスタシア選手(OAR)、アイスダンスのミン・ユラ選手(韓国)などとともに、「『アナと雪の女王』 平昌のエルサたち」(中央日報のスポーツ紙・日刊スポーツ、2月19日)では“7人の美女”にも入るなど熱い視線が注がれている。
韓国チームを率いる「眼鏡の先輩」
韓国の全国紙カメラマンも満面の笑みで話していた。
「この間の韓日戦を見て、あまりのかわいらしさに目を奪われました。日本女性独特の優しい笑顔に、韓国が逆転負けしたのに、ついつい頬がゆるんでしまって(笑)。韓国では当然ですが、韓国チームの試合だけを放送しますから、もうあの笑顔が見られないのかと残念に思っていたのですが、また韓日戦が見られるなんて、楽しみ倍増です」
韓国のカーリング女子は、出場選手全員がニンニクの名産地として有名な慶尚北道義城郡(ウィソングン)出身なことから「義城ニンニク少女」と呼ばれたり、全員の姓が金(キム)なので「チーム・キム」と呼ばれたりと、こちらも爆発的な人気になっている。
なかでもスキップのキム・ウンジョン選手は、試合中に見せる、表情ひとつ変えないポーカーフェイスと普段の愛らしい表情とのギャップに「萌える」と人気。「眼鏡の先輩」という愛称がつき、リードのキム・ヨンミ選手に指示を出す際の「ヨンミやー」という言葉が大流行している。
全国紙の記者が言う。
「感情がすぐに顔にでてしまう弱い精神力を直そうとポーカーフェイスにしているそうです。キム・ウンジョン選手が叫ぶ『ヨンミやー』は、その抑揚や高さからストーンの方向などが変わるといわれていて、どんな指示を出したのか、予測するのも楽しみになっているようです」
また、韓国選手の剥きたての卵のようなピカピカな肌も話題になっていて、韓国に留学している日本人の女子学生は、「『あのツルテカな肌はどこからくるんだろう』なんて友だちと話していました」と語っていた。