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ジュリー社長が頼るサニーサイドアップ・次原悦子社長は「全社員にハグ要求」

性加害ジャニーズの守護神たち

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「次原氏は危機管理担当として相談に乗っていて、5月14日にジュリー氏が動画や文書で弁明した内容についてもアドバイス。性被害を受けたと告発したカウアン・オカモト氏や橋田康氏とジュリー氏が対面したときも、セッティングして同席したのが彼女です」(事務所関係者)

ジュリー氏が全幅の信頼を寄せる次原氏には“ある問題”が

 ジャニーズ事務所との関係はジュリー氏との個人的なものにとどまらない。

「ジャニーズのタレントがCMに出演した際に、主にSSUやその関連会社がPRを請け負う。ジャニーズ成人式などのイベントのPRもそう。TOKIOの山口達也が女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検されたときも、他のメンバーが厳しく山口を批判する記者会見をSSUが仕切りました」(広告代理店社員)

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次原氏には「ジュリーちゃん」と呼ばれているという

 過去には、ジャニーズ事務所の関係者がSSUに転職したケースもある。

「ジュリー氏の動画にも再発防止特別チームの人選にも次原氏が関わった。人選にあたっては権威を重視するあまり女性が抜けていたが、指摘を受けて加えたと聞いた」(前出・事務所関係者)

 7月1日にはジャニーズ事務所の社外取締役として3名が就任するが、

「そのうちの1人、弁護士の藤井麻莉氏は、サニーサイドアップグループの社外取締役で監査等委員です」(前出・広告代理店社員)

 ジュリー氏が全幅の信頼を寄せる次原氏。問題なのは、彼女がハラスメントへの意識が希薄と思われる発言を度々してきたことだ。

 2021年2月、「女性の話は長い」発言で森喜朗氏が五輪組織委員会委員長を辞任した時のこと。橋本聖子氏が委員長に就任した。だが橋本氏は団長を務めたソチ五輪の打ち上げで、フィギュアスケート日本代表の髙橋大輔にキスをした過去がある。小誌がそれを改めて指摘すると、橋本氏は同月18日の会見で「反省をしております」と語った。すると翌日、次原氏はこうツイッターで呟いたのだ。

〈場を盛り上げる為なら、私はハグもキスもする女です。4年前の新年はじめの朝礼ではダチョウ倶楽部さんともキスさせて頂きました。(中略)本当に生きづらい世の中です。聖子さん頑張って!#橋本聖子〉

次原氏の問題ツイート

〈私は完全に麻痺した女〉

 橋本氏が反省していると語っているのにも関わらず、エールを送った次原氏。投稿には上島竜兵とのキス写真もアップされている。