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ジュリー社長が頼るサニーサイドアップ・次原悦子社長は「全社員にハグ要求」

性加害ジャニーズの守護神たち

note

 さらにこの投稿には、

〈勤労感謝の日には社員全員とハグします。まだ誰からも訴えられていません〉

 とも綴られている。一体、どういうことなのか。

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選手へのキスを反省している橋本氏

「勤労感謝の日に社長が社員を労うのが目的です。この日は社長が社員に『ありがとう』の言葉をかけ、そしてハグを要求するのです。自分は心を無にして受け止めました」(SSU社員)

 次原氏は過去には東京ドームの観客動員数を増やすため、入り口でキスをしたカップルを入場無料にする企画を実施したこともある。本人もこう自覚している。

〈17歳の時からお尻触られるのも女性蔑視も当たり前の男社会で生きてきた。(中略)私は完全に麻痺した女になってしまった〉(21年2月11日のツイッター)

質問に対する次原氏からの回答

 だが今の時代、ハラスメントには厳正な態度で臨むことが求められる。今回の性加害問題の危機管理担当を、このような意識の人物が務めるのは適切なのか。

 次原氏に電話すると、「メールで質問を」という。詳細な質問を送ると、概ね次のように回答した(次原氏は「全文は会社のHP等に掲載する」という)。

 まず性加害問題でジュリー氏をサポートすることになった経緯などは、

「守秘義務がございますので、お答えは控えさせていただきます」

 社外取締役の藤井氏については、

「複数名をご紹介したうちのお一人に、藤井先生の名前も入れさせて頂きました」

 橋本氏を擁護するツイートについて見解を訊ねると、橋本氏の件には一切触れず、

「『場を盛り上げるためのハグもキスもする女です』という発言のハグ及びキスについては、弊社の仕事始めのイベントにダチョウ倶楽部さんに来ていただいた際、上島さんの有名な持ちネタであるキス芸での出来事を指しております」

ジュリー氏が次原氏を頼るワケ

 社員とのハグについては、

「ハグは相手への信頼や親愛の情を表現する当たり前の挨拶という常識を持った方々に多く囲まれてきました。弊社では匿名で社内の問題を通報出来る制度は設けておりましたが、今の時代、ハラスメントとは、受け取る相手がどう思うかという事が一番重要であると考え、改めて社内コミュニケーションでも社員の気持ちに配慮し、必要に応じた見直しも行ってまいります」

 一方、ジャニーズ事務所に次原氏、SSUとの関係を訊ねたが、回答は無し。

 ハラスメントに寛容な守護神。ジュリー氏が頼るわけである。

ジュリー社長が頼るサニーサイドアップ・次原悦子社長は「全社員にハグ要求」

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