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親が知っておくべき「人と会うと元気になる子」と「一人の時間が必要な子」を分ける決定的な違い

source : 提携メディア

genre : ライフ, 教育, 社会, ライフスタイル

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本を取り出して読書用の椅子(いす)に座り、イラストを眺めます。それからぬりえをしたりパズルをしたりします。馬のおもちゃで遊び、空想の世界をつくり上げます。

私たち夫婦は、10分ほどおままごとやお馬さん遊びをすると、もう髪をかきむしりたくなるほどうんざりしてしまいます。

外向性の低い子どもは、自分の考えや感情、遊びといった内面的な世界に深く入り込みます。一人の静かな時間が楽しいのです。絶えず活発に動き回ったり、冒険をしたり、人と接したりする必要は感じません。むしろ刺激が強すぎると圧倒されてしまいます。

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大勢の人と過ごしたり忙しく活動をしたりした後は、充電のために静かな時間が必要になります。

内向的な子どもは、大人数よりも少人数で過ごすことを好みます。注目されることを嫌がり、初対面の人と打ち解けるまで時間がかかります。

外向的な子どもは広い交友関係を持ち、さまざまなことに興味を示しますが、内向的な子どもは少数の親しい友人とつきあうのを好み、何か一つに集中することを楽しみます。

しかし、一緒にいて心地よく感じたり、ある話題に夢中になったりすると、とてもオープンでおしゃべりになるため、「あの魅力的な子どもが、人といるときに突然無言になるのはどういうわけだろう」と思うかもしれません。

外向性の低い子どもは新しい活動や集団に参加する前に、まず観察することを好みます。

自分の意見を言えるように、また、積極的に発言できるようにサポートする必要があります。

「静かな時間」が子どもの考える力を伸ばす

外向性が高いことによる優位性が注目されがちですが、外向性が低いことによる利点も多くあります。低外向性の子どもは(特に情動性が高くない場合)、あまり手がかかりません。

他人のプライバシーを尊重する傾向があり(つまり、あなたも一人の時間を持てるかもしれませんね!)、学校では、それほど人にまとわりつかず、過度に騒いだりしません。