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「相応の対応」について、秋篠宮さまが語られたこと

 眞子さまのご結婚の見通しに関して、今回の記者会見で注目するべきは関連質問への秋篠宮さまのご回答だろう。記者はこう質問した。

「昨年11月の記者会見で、『それ相応の対応があるべき』というふうに殿下がおっしゃっておられました。その点については、この半年近い期間の間に、小室さんあるいは、眞子さまの方から何かお話ですとか御連絡というのはあったのでしょうか」

2017年9月3日、婚約内定記者会見での眞子さまと小室圭さん ©JMPA

 これに対し、秋篠宮さまはこう述べられたのだ。

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「それ相応の対応をしたかどうかということについては、恐らく何かをしているのではないかとは思いますけれども、そのことについて、じゃあどのようなこと、具体的なこと等については、私は存じません」

 ここで思い出すのは、今年1月22日に小室圭さんが公表した文書のことだ。〈多くの報道において借金トラブルが残っているとされていますが、このような経緯ですから母も私も元婚約者の方からの支援については解決済みの事柄であると理解してまいりました〉〈今後は元婚約者の方からご理解を得ることができるよう努めたいと考えております〉という声明に、秋篠宮さまは約5カ月をかけて、「私は存じません」という形で「相応の対応」には程遠いことを示されたという見方ができるだろう。

「同じでございます」と述べられた紀子さま

 私は、記者から「妃殿下は、眞子さまの結婚の見通しについては聞かれていますでしょうか」と尋ねられた紀子さまが、やや身を乗り出されるようにして「(殿下と)同じでございます」と述べられたことにとても驚いた。この時紀子さまは目を細められ、笑顔を浮かべられていた。

6月21日、記者会見に臨まれる秋篠宮さまと紀子さま 宮内庁提供

 昨年11月の秋篠宮さまの誕生日会見で、紀子さまは眞子さまのご結婚問題について「母親としてどのように受け止めたか」という観点からお答えになり、眞子さまへの愛情を語られたのだが、今回は秋篠宮さまと同じく、ご結婚の見通しについては分からないという姿勢を示された。

小室圭さん ©JMPA

 再び、ボールは小室圭さんの側へ投げられた。小室さん側は、金銭トラブルの相手方である小室圭さんの母・佳代さんの元婚約者の男性と話し合いの機会を求めており、男性側も応じる方向だという。秋篠宮ご夫妻の会見を受けて、男性は「そもそも金銭問題は小室佳代さんとの間のものであり、圭くんとの直接の問題ではないと考えています。その問題があることでお二人の結婚の障害になっているのであれば大変心苦しく思います」というコメントを発表している。