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福原愛さんの「魔球」が冴え渡るツイッター戦術

そして今日も「みんなの愛ちゃん」でいつづける

2017/06/06
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ずっとかわいい愛ちゃんを期待する世間

 福原選手が「いつまでも泣き虫でかわいい国民の子ども」というレッテルを、ものすごいスピンかけて打ち返した「錦織圭との路上チューデート」から、始まっていたと思うんです、福原愛と疑似親気分の世間とのシングルマッチは。ふつう子どもから親への反抗といったら、くるくるパーマに長めのスカート引きずって「顔はやめなよボディボディ」と相場は決まっておりますが、福原選手の場合はそういう前段全部すっ飛ばしていきなり「女」を見せつけてきたわけです。ずっとかわいい子どもだと思ってきたあの子がいきなり路上チュー。これはもう日本人が長く患う「かわいいフリしてあの子割とやるもんだねっと~」ショックですわ。それからというもの、小姑化した世間様が試合中のネイルやアクセサリーに苦言を呈しては、それに対しリベラル小姑が激しく反発、そんな勝手な場外乱闘が起こっている間に、福原選手は同じ卓球選手である台湾の江宏傑氏と結婚。噂では何千万クラスと言われる結婚指輪をきらめかせ、堂々と疑似親たちからの卒業宣言を果たしたのでした。

もう愛ちゃんも大人なのに…… ©getty

 そんな福原選手がまたツイッターという戦場で堂々と「右も左もわからないみなさんの子ども」的立ち居振る舞いをしていることに、人間の深い業を感じざるを得ません。聞けば中国版のツイッターのほうでは割とブイブイ系の自撮りやセレブアピールを爆発させていたというのだから、その戦術の巧みさにも頭が下がりますよ。その場その場の戦い方を分かりすぎてて怖い。願わくば、福原愛選手のツイッター初心者的つぶやきを「俺たちにもこういう時代があったよな~」と目を細めて引用リツイートするおじさんたちを一気に奈落の底に突き落とすような、「江くんからの誕生日プレゼント(※バーキンどーん)」みたいな、キツめの一発をお願いしたいところです。

福原愛さんの中国版ツイッター(微博)より。1つ40万円は下らないティファニーのブレスレットがどどーん。
福原愛さんの「魔球」が冴え渡るツイッター戦術

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