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『ライフ・シフト』著者から日本への提言! 「人生100年時代」で求められるスキルとは

「何を学ぶか」はそれほど重要ではない

人間にしか出来ない仕事は何か?

「長寿社会とは、『より長く働く社会』でもあるのです」

 グラットン氏がこう語るように、日本では定年の引き上げが検討され、「生涯現役」という言葉もよく聞かれるようになった。だが、自分自身が持っている能力がいつまでも通用するとは限らないし、勤めている会社が倒産するという可能性もある。

 少しでも長く仕事を続けるために、我々はどのようなスキルを身につけておくべきなのだろうか。

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小泉進次郎氏も「人生100年時代」という言葉を広めた ©文藝春秋

「実は、何を学ぶかはそれほど重要ではなく、人生を通して絶え間なく学び続ける姿勢が必要なのです。その中で自分自身が夢中になれることを見つけられれば、皆さんの人生は充実したものになるでしょう。

 ただ、時代の流れを考えると、『テクノロジーの進化』には触れておくべきでしょう。AIやロボットの普及によって代用される仕事は確実に増えていきます。重い荷物の運搬作業や金融機関の窓口業務などは、ロボットに置き換わりつつあります。我々はその事実から目を背けることなく、『人間にしか出来ない仕事は何か』ということを考え、自ら学び続けなければなりません。1つ確かなことは、テクノロジーが発達した未来では、我々の仕事にはより“人間らしい力”が求められるということです」

 では、人間が機械より優れている点とは何なのか――。

出典:「文藝春秋」2月号

 他にも、長寿社会を幸せに生きるための「3つの無形資産」、男女平等を阻んでいる日本企業と男性の問題点などについてグラットン氏が語ったインタビュー「人生百年時代のカギは男女平等だ」全文は、「文藝春秋」2月号、「文藝春秋 電子版」に掲載されている。

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人生100年時代のカギは「男女平等」だ
『ライフ・シフト』著者から日本への提言! 「人生100年時代」で求められるスキルとは

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