最新の統計によると、1年のうちで5~6月と10~11月にいじめ事件が多く発生し、なかでも5月がいちばん多いそうです。ある日突然、自分の子どもがいじめの加害者だと言われたら、あなたはどうしますか?
『息子がいじめの加害者に? 大原さんちの大ピンチ』(文藝春秋)は、いじめ騒動の当事者となった一家のサバイバルを描いた実話マンガ。刊行されるや、「参考になった」「共感できない」とネット上で賛否両論、大論争を巻き起こした。また、テレビ「世界一受けたい授業」でも教科書として取り上げられました。
長男がいじめの加害者と告発される
東日本大震災をきっかけに、故郷の佐世保に一家で移り住んだマンガ家の大原由軌子さん。仕事も軌道に乗り、息子たちも地元の暮らしに溶け込み、ようやく落ち着きを取り戻した矢先、長男がいじめの加害者だと告発されます。
被害者の児童の親に出向いて謝罪はしたものの、あることないこと言われ、何も反論できず、ほとんどサンドバッグ状態になった大原さんでした。
「心の病」を疑われる
さらに学校で、相手の親と正式に面談。ひたすら謝罪に努めた大原さん夫婦だったが、教師からは、長男の不審な言動を列挙され、「心の病」を患っているのでは、とまで指摘される……。
まわりは敵だらけ
さらに、全校集会で吊るし上げにあったり、次男が体罰教師から暴力を受けたり、と一家は四面楚歌に─!
その後、スクールカウンセリングを親子で受けた結果、長男の精神状態や発育に問題がないことが判明。
ひと安心の由軌子さんですが、元編集者のダンナさんがいろいろと調べたところ、相手の親にも不審な点が出てきて……。
その後は、『息子がいじめの加害者に? 大原さんちの大ピンチ』でお楽しみください。
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