2021年上半期(1月~6月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。国内部門の第3位は、こちら!(初公開日 2021年5月29日)。

*  *  *

「はぁ、またですか……お恥ずかしい」

 兵庫県警のある幹部が頭を抱えるのは、5月28日に処分が発表された警察官による”不祥事“についてだ。兵庫県警は、既婚者の男性警察官2人と不倫をし交番で性行為をしたなどとして、西宮市内の交番に勤務していた女性巡査部長A子(29)を減給3カ月の懲戒処分、相手の男性巡査長B(26)、巡査部長C(33)を訓戒処分にした。

ADVERTISEMENT

兵庫県警本部 ©文藝春秋

 兵庫県警といえば昨年3月、兵庫県警尼崎東署の交番で妻子ある男性巡査部長(当時32)と独身の女性巡査(当時21)が不倫を繰り返し、懲戒処分を受けたばかり。この時は、上司である巡査部長が巡査を食事に誘ったことから、あっという間に抜き差しならぬ関係となり、とうとう3回にわたって交番で肌を重ねる事態にまで発展したという。

※写真はイメージ ©istock

「差し入れにきて」とLINEで呼び出し、休憩室で性行為に及んだ

 今回発覚したのは、この時の2人とは別の警察官の不祥事だが、 “事件”は再び県警内の交番で起きてしまった。地元紙記者が明かす。

「女性巡査部長のA子は夫がいるにもかかわらず、2019年夏ごろから同じ甲子園署に所属していた男性巡査長Bと不倫関係になった。2019年秋、A子巡査部長は交番に1人で勤務していた際に、その日は非番だったB巡査長に『差し入れにきて』とLINEでメッセージを送り、夕方にやってきたB巡査長と交番の休憩室で性行為に及んだ。翌年の20年2月には同署内の仮眠室でも性行為に及んだ。