文春オンライン

「パンツ泥棒」高木毅、「賄賂1200万円」甘利明を同時に起用…新首相・岸田文雄は“天然”なのか《奇妙な人事》

2021/10/19
note

 岸田首相が順調にブレ始めています。自民党の政権公約が発表されると岸田さんの言っていたことが薄くなり『高市氏政策 色濃く反映』(読売新聞10月13日)となった。つまり安倍さんカラー。

 ワクチンの効果を加速させるための3度目をブースター接種と言いますが、この流れは安倍政権の3度目接種みたいです。「安倍ブースター政権」かもしれない。

岸田文雄 ©文藝春秋

 そんななか、あらためて岸田氏がおこなった人事を振り返ってみると奇妙な共通点が多いことがわかる。

ADVERTISEMENT

 まず高木毅氏だ。国会対策委員長に起用された。この名前を見て思い出すものがある。

「パンツ」「下着」である。

「下着ドロボー」の過去がある

 今から6年前、高木氏が安倍内閣で復興相となったとき、「週刊新潮」に、

『「安倍内閣」が踏んだ大型地雷! 「下着ドロボー」が「大臣閣下」にご出世で「高木毅」復興相の資質』

 と記事が出た(2015年10月22日号)。

 大臣に「下着ドロボー」の過去があるという。被害者の妹が語る。

《「合鍵を勝手に作っとったんです。田舎やから、無防備に小屋にカギ置いといたりするでしょ。それをいつの間にか持っていって、自分のカギを作っとったみたい」》(同上)

 この過去が大臣になったことで問われていたのだ。週刊新潮は「パンツ大臣」とふつうに書いていた。ちなみに高木氏の父は敦賀市議を2期、福井県議を4期、敦賀市長を4期16年務めた「地元政界のドン」だった。