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「銀次はいなきゃいけない存在」オリックスから楽天、そして石川へ…後藤光尊が語る楽天イーグルスへの思い

文春野球コラム ペナントレース2022

2022/06/29
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 先週、楽天イーグルスは5年ぶりの秋田こまちスタジアム、3年ぶりの岩手県営野球場での試合に勝利した。そしてこの2日間はチケット完売の満員御礼で、東北の夜空が歓喜に包まれた。

 ふと思い返せば7年前、2015年7月28日のこまちスタジアム。Rakuten. FMで実況を担当させていただいた。3番ライトでスタメン出場した松井稼頭央選手が1回裏にセンター前ヒットを放ちNPB通算2000安打を達成してとても興奮した。

 そして当時チーム唯一の秋田県出身・後藤光尊選手が5番セカンドでスタメンコールされたとき、5回にヒットを放ったとき、あのときの熱気が脳みそからフラッシュバックした。

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 後藤光尊氏(以下:光尊さん)はNPB引退後、楽天イーグルスアカデミーベースボールスクールのアカデミーコーチを務め、ラジオの解説時には選手思いの熱い解説で、自分もたくさん野球をおしえていただいた。

2018年ラジオ中継時、好きなおにぎりの具は「鮭」と答えた後藤光尊氏 ©河内一朗

 かみじょうたけしさんと3人で中継した時はリスナーさんからの大量の「ゆでたまご」の差し入れも、笑って3個くらいペロリと平らげられた。そんなギャップがたまらない光尊さんの声がききたくなり、電話をつながせていただいた。

 現在は石川ミリオンスターズ(日本海オセアンリーグ)の監督を務める光尊さんに「今の楽天イーグルスをどう見られているか」ずばり聞かせてもらった。

「今はピッチャーの方も野手の方も核がしっかりしていて、打つべき人が打っている印象ですね。あと競争しながらいいシーズンを送っているんじゃないかなと思います」

――チームが上位にいる要因は何だとおもいますか?

「4番が打ってエースが抑えるというのがシーズン通してチームも波に乗れます。チームの顔になる選手、島内とか浅村くんがしっかり仕事している強さがあるんじゃないですかね」

 NPB通算1265安打を量産した光尊さんに、現在1207安打(6月28日現在)を打っている銀次選手のことをなげかけた。

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