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自民党の比例名簿から消えた女性候補

「確かに、吉川氏が辞職しても、木造氏は繰り上げ当選を辞退する、という話は県連から聞きました。ところが、彼女に話を聞こうとLINEやメールをしても一切返事がないんですよ」

 小誌も、木造氏に電話などで取材を申し入れたが回答はない。そこで、所属する自民党岐阜県連にも、離党したか否かについて尋ねたが、「個人情報なので答えられない」との回答だった。

 総務省自治行政局選挙部管理課に確認すると、次のような回答があった。

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留学経験を語る木造氏(各務原国際協会の公式サイトより)

「木造氏については、当該衆議院名簿(令和3年衆院選比例東海ブロックのこと)の届け出政党等に所属するものでなくなった場合の届け出が提出されています。日付は6月17日です」

 6月17日といえば、吉川氏に議員辞職を求める声が高まっていた時期だ。議員バッジを目前に、自民党の比例名簿から消えた女性候補。

前列右から2番目が木造氏

 木造氏が通っていた会計塾の関係者はこう語る。

「メディアから私の所に問い合わせがあったので、彼女に連絡すると、『事情がありまして。いつか時が来たらお話しします』とメールがありました」

 国政選挙の比例名簿を巡っては、6月15日に、公明党が衆院選比例東京ブロックに擁立していた候補が、違法なわいせつ動画を多数公開していたことを受けて、名簿から削除されたばかり。なぜ、吉川氏の議員辞職が取り沙汰された直後に、木造氏が比例名簿から消えたのか。参院選にも多数の候補を擁立している自民党の説明責任が求められそうだ。

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