“パパ活疑惑”で自民党を離党した吉川赳衆院議員(40)は、比例復活で議席を得ているため、議員辞職を求める声が与野党から上がっている。吉川氏が議員辞職した場合、昨年の衆院選で自民党比例東海ブロックで次点だった木造燿子氏(30)が繰り上げ当選となるはずだったが、6月17日付で自民党を離党し、比例名簿から削除されたことが「週刊文春」の取材で分かった。
自民党関係者が明かす。
「実は、吉川氏がもし議員辞職したら、本当は困ると自民党の関係者は頭を悩ませていました。というのは、木造氏は何らかの問題を抱えているようなのです。それで、吉川氏が辞職して彼女が繰り上げ当選したら、またスキャンダルが出て、火消しどころか、かえって火に油を注ぐことになる、との噂でもちきりなのです」
木造氏は、岐阜県各務原市にある東海学院大学を卒業後、金属加工製造業社や地元の広告会社を経て、現在はデザイン業をしていると周囲に説明していた。
「ただ、政治経歴は『ぎふ政治塾』の塾生だった程度。地元の野田聖子衆院議員が推して、比例名簿に登載されたと言われています。同じ岐阜県連の国会議員も知らないうちに名簿に載っていたとか」(同前)
地元・岐阜で取材を進めると、ある県議はこう語った。