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この元警部銃撃事件をめぐっては、菊地被告が組長を務める田中組の幹部、田口義高被告(56)が実行役に指示したとされている。
弁護側:
田口被告は、指示なくこんなことが起こせるのか?
菊地被告:
だから起きたんじゃ?指示がないから起こせたのでは?私たちが知れば止める立場にある
弁護側:
田上被告やあなたの関与はない?
菊地被告:
そうです
「暴力的論理に基づく凶悪な犯行」無期懲役を求刑
6月16日、検察側は約3時間半にわたって論告を行い、菊地被告に無期懲役を求刑した理由について、こう説明した。
検察側(取材メモより):
田中組の威信を誇示するため暴力的論理に基づく凶悪な犯行。実行を決定し、配下の組員に指示した首謀者で全面的に否認、離脱の意思も示しておらず、いずれも一般市民である被害者を襲撃し、それぞれ瀕死の状態を負わせた刑事的責任は極めて重大
などとして無期懲役を求刑した。
検察側が論告を行っている最中、菊地被告は「言っていない」などと口を挟む場面もあった。
裁判は10月6日に予定されている弁護側の最終弁論を経て、判決が言い渡される。
(テレビ西日本)